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【体験レポ】猫と赤ちゃん&妊婦が一緒に暮らす時の注意点 その1

猫 感染症

猫のいる環境で妊娠、出産、子育てした、猫派のワーママによる、体験談と注意事項をまとめました!

ねこのきもち

我が家の猫&子供

我が家の家族編成はこちら。

猫こちらが我が家の愛猫さま

旦那 アラフォー
私  アラフォー
猫  7歳
息子 5歳

つまり、猫のいる状況で妊娠した形です。

猫は、ブリーダーさんから直接迎えた子で、完全室内飼いの箱入り娘♪
猫の性格は、抱っこは嫌いだけど、ストーカータイプ。
猫

子供が産まれる前は、家にいる間は殆どついて歩く、基本同じ部屋にいたい派の犬みたいな猫です。
布団にもガンガン乱入します。
温和で、シャーっと言うことは殆どなし。うなうな、にゃーにゃー、おしゃべりが得意な子です。
簡単にいうと、めっちゃかわいい猫です(笑)

それでは、ここから猫と妊婦&赤ちゃんの生活の中で、気をつけておくべきこと・情報を記載しますが、サイト内容についての注意点です。

①素人の意見です。不安に思ったら、専門家に確認しましょう。
②個人の体験を踏まえてます。

全ての方に当てはまる訳ではありません!

以上を理解頂き、さっそくいってみましょう。

猫と妊婦が一緒に暮らす際に注意すること

猫さま
私自身は、当初、猫と妊婦について何の知識もありませんでした。
昔聞いた話で、ペットを飼ってると赤ちゃん、アレルギーになりにくい、という、ふわっとした情報もあり、デメリットがあると思っていませんでした。
ただ、色々調べていると、猫を飼っていることによるデメリットがネット上に溢れ、不安になったのを覚えています。

猫から感染する病気とは?

感染症 猫
猫から人へ、人から猫へ、当然ですがどちらもあります。
共通の感染症もあれば、どちらかのみが発症するものもあったり様々です。
我が家で、風邪(いわゆる)に人間全員が感染して、ぜいぜいしていた時も、猫だけはけろっと元気。咳き込む私の横で爆睡していました。
もうろうとしながら、ね、猫は感染しないやつなのね・・・と思ったのを覚えています(笑)

さて、猫から人へ感染させる主な7つの感染症は以下の通りです。

トキソプラズマ症

感染した猫の糞便から感染。感染経験のない人が妊娠初期に感染すると胎児に影響が出ることもあります。

ネコひっかき病

歯やツメに付着している感染症で、名前の通り、引っかかれたり、人間の傷をなめられたりした場合に感染。
傷やリンパ腺が腫れて痛くなるので、その場合は早めに受診を。

パスツレラ症

猫の口腔内に100%いる、という菌。抵抗力が弱まっていると風邪症状や肺炎などの症状を起こし、基礎疾患や高齢者は重症化する可能性も。

Q熱

感染した猫の糞便などから感染。感染すると発疹が起こります。

真菌症

感染した猫との接触で感染。風邪に似た症状が起こります。

疥癬(かいせん)

感染した猫との接触で感染。感染すると腕や腹に赤い斑点ができかゆみを伴います。

イヌ・ネコ回虫症

感染した猫の糞便中の寄生虫から感染。感染するとまれに網膜や肝臓に障害がでます。

筆者は、うちの猫に動物病院で治療にブチ切れた猫の反撃(看護師さんへ)を阻止しようとしてうっかり噛まれた経験があります。
ふだんの甘噛みではなく本気で噛まれました。
傷口は小さかったのですが、翌日には噛まれた場所が腫れ、痛くて動かせなくなりました。


病院にいき、傷口にドレーンを入れる処置をされ(膿を出すため)抗生剤を処方、破傷風の予防注射を打つ羽目になりました。
1週間程度は、痛み止めを飲まないと耐えられないぐらいの傷で、未だに跡が残っています。

確定診断は出ていませんが、パスツレラ症だったのかな?と思っています。
本気で噛まれたときは、よく患部を洗って傷口から菌を絞り出し(痛い)早めに病院を受診することをおすすめします。本当に・・・・。

ねこのきもち

感染を防ぐための注意点

チェック

猫に症状がなくても人が感染すると発症するもの、その逆もあります。

まずは、お互い健康であることが大切です。
基礎疾患があったり、免疫力が弱まっていると、感染した時に悪化することが多いです。
また、猫が感染症を持ってこないようにするには、野良猫に接触する機会を減らせるよう、完全室内飼いをすることも重要です。

さらには、ノミ・ダニを防ぐために定期的なブラッシング、こまめな掃除、排泄物を処理した後は石鹸で手を洗う、といったことにも注意していきましょう。
妊娠中は、極端に神経質になる必要はありませんが、飲めなくなる薬も多くあるので、少しだけ今まで以上に注意すると良いでしょう。

筆者は、比較的妊娠中の体調不良も少なかったので、普段どおりですが室内の清掃や猫のブラッシング、お風呂入れなどできていました。
特に普段よりこまめにということはありませんが、トラブルはありませんでした。

妊婦さんは要注意!トキソプラズマ症とは

母子手帳

妊婦さんが猫との生活で一番気をつけるべきが、このトキソプラズマ症。
健康な人が感染しても、通常は無症状や軽症で終わりますが、妊婦さんが感染するとお腹の赤ちゃんも感染し、流産や水頭症、精神運動障害を起こす可能性があります・・・と、ネガティブな情報がネットで溢れていますよね。

トキソプラズマとは、感染した動物の体内や土の中にいます。感染経路としては、素手でガーデニングをする、生肉を食べるということが考えられます。

猫

猫の場合は、野外で虫や生肉を食べて感染し、その卵のようなものが感染後数日~十数日間、便の中に排泄されてしまいます。その期間中に排泄物を処理した際に感染する可能性があるということです。
ということは、室内飼いの猫&排泄物の処理に最大限に気をつけるという状態であれば、過剰に不安になる必要はありません。

猫 感染症

筆者の場合は、やはりこの情報を見て過剰に不安になりました。
とりあえず、病院でトキソプラズマ抗体検査をすることができたので実施しました。
結果は陰性。

つまりこの先トキソプラズマにかかる可能性がある・・・

次は猫の検査をしようか、とかかりつけの獣医さんで相談しました。

が、獣医さん曰く「室内飼いなら、可能性はゼロに近いよ。猫が感染直後の一定期間しか可能性が無いから、過敏になる必要はない。女性の獣医師だってたくさんいるけど、手洗いをきちんとしているだけで、普通に仕事している。だから、大丈夫」
とのことで、検査はしませんでした。

正直、今考えると大げさだったかなと思いますが、妊娠中はいろいろなことが神経質になってしまいます。ただ、安心をお金で買えるのであれば積極的に検査していくといいと思います。

産後の話は、その2