治験って何?臨床試験って何?
実は業界経験者の筆者がオススメする『臨床試験モニター』が主婦やサラリーマンのちょっとしたお小遣い稼ぎに最適なので、ちょっと語りたいと思います。
治験バイト?聞いたことがあるけど、どんなもの?
私の肌感では、50%ぐらいの人が知っているかな、という印象です。
『治験バイト』というのは、本来正確な言葉ではなく、治験(=医薬品の承認申請に必要な人を使った実験)の参加者で、ボラティアとなります。
“負担軽減費”をGET
できることから、「治験バイト」と呼ばれているんです。
治験モニター(治験バイト参加者)はどんなことをする?
薬などを投与されて、安全かどうか、効果があるかどうか、という
テストの実験台ですね。(言い方・・・)
最近だと新型コロナウイルスワクチンの開発で行われていましたよね。
承認される前に、ワクチンを投与されて、抗体ができているか、病気にかかったどうか、を確認していくのです。
・健康な人⇒薬の安全性だったり、ワクチンの効果を確認
・病気の人⇒その薬が効果があるのかどうか、安全かどうかを確認
具体的には、薬の摂取前後の採血や血圧など健康診断で行われるような項目を実施するイメージです。
臨床試験モニターって何のこと?
お薬の『治験』より敷居の低い、気軽に参加できる安全なモニター(被験者)!
どういうこと?と思う方のために、説明していきます。
治験と臨床試験の違い
治験も臨床試験もすべて国の指針、さらには世界規模で人権を守るための決まりがあって、きちんとした厳格なものです。
業界的に図で示すとこんな感じ!
簡単に説明すると・・・
【臨床研究】
人をつかった人体実験全般(言い方!!)
【疫学研究】
今年は花粉の飛散量が○%増⇒花粉症の人が▲%増 ここには関連があるな!
と直接手を下すことなく分析する研究
【臨床試験】
人に何かしら影響を与えること(○○を食べさせる、など)を行い様子をみる
【治験】
新薬等の薬などの認可に必要な試験
で、具体的に臨床試験はどんな内容か?というと、
大学の研究施設などが主導となって行う試験やお薬以外(トクホなど)の臨床試験もありますが、
今回オススメする臨床試験モニターの分野はコチラになります
・健康食品
L特定保健用食品(トクホ)
L機能性表示食品
Lサプリメント
・美容関連
L化粧品
お薬の試験に比べて、ぐっとハードルさがりますよね
身近なアレもコレもけっこう『機能性表示食品』の申請してあるんですよ!
↓ほら、機能性表示食品のお茶です!
臨床試験モニターってどんなことをする?
一番気になるところですよね。
簡単にいうと、
健康食品を飲んだり化粧品などを実際に使用
して以下のことをテストします。
・安全性の確認
・有効性の確認
あとは、過剰摂取試験というのもあり、お薬だと通常の容量の3倍(または5倍)を飲むんですが、トクホなど臨床試験の場合だと、対象商品のお茶の1日の適量が1本だとすると1日3本飲むイメージです。
さらに、安全性や有効性の確認で何をするかというと…
簡単に言えば簡単な健康診断です。
安全性⇒血液や血圧、心電図などに異常がないか
有効性⇒指標の数値の確認(コレステロールとか体脂肪とかです 化粧品だと肌診断も!)
治験バイト(臨床試験モニター)の報酬は負担軽減費(協力費)
さて、一番気になる所に入りましょう。
本来治験や臨床試験のモニター(被験者)は
ボランティアです。
『負担軽減費(協力費)』
という形でお金がいただけます!
どれくらいの金額か?というと、治験の場合ですと1回病院に行くごとに1~2万円程度が見込めます。
臨床試験の場合ですと、治験ほどの金額は見込めず、1回あたり数千円になります。
だれでも参加できる?
だれでも参加できるわけではありません!
ただし、多くの方が参加可能だと思います。
・原則20歳以上
・妊娠中、授乳中でない人
・直近数ヶ月、治験に参加していない人(ここは試験の内容次第)
トクホや機能性表示食品は、“そういう人”に向けた商品ですよね。
だから、“そういう人”を対象にした試験があるんです。
臨床試験への参加は有償のボランティアなので、本業に影響がでなければ法律上参加OKです!
あと残された問題は、臨床試験自体が全国津々浦々で開催されているわけではなく、ほとんどが大都市のみ(主に関東、関西)になるので、地方に住んでいるとそもそも参加できないことが多いです・・・。
臨床試験モニターのメリット・デメリット
臨床試験モニターの概要はなんとなくつかめてきたかと思いますので、メリット・デメリットをまとめておきます。
臨床試験モニターのメリット
・治験に比べて気軽な内容
・アルバイトと比べてとっても簡単
・ボランティア活動ができる
・健康診断代わりになる
・新しい化粧品やサプリが試せる
臨床試験モニターのデメリット
・治験に比べると報酬が少ない
・採血がある(ことがある)
・(試験によって)生活に制限がある
・多少のリスクを伴う
ただ、制限といっても、健康食品や化粧品の場合、多くは下記のような内容なので問題ないと思います。
『普段と違うことをしない』
⇒体脂肪減らす効果を期待しているテストで、急に運動を始める、ということ
『対象商品と同じようなものを食べない』
⇒コレステロールを下げるといわれる、類似商品を飲んだり食べたりする、ということ
臨床試験モニターに興味が出てきたら・・・
さて、実際臨床試験モニターになるにはどうしたら良いのか?
というと、いきなりどこなに連絡したらテストに参加!、というわけではありません。
臨床試験モニター参加の大まかな流れ
臨床試験募集サイト等へ会員登録
↓
試験の案内
(血圧高め、肌カサカサ、などをの症状にあわせてスカウトが来ます)
↓
試験説明
(試験の条件ややることの説明で、ここで参加するかどうかを決められます)
↓
スクリーニング検査(事前検査)
(試験参加の条件に適合するかのチェックです
血糖値が高めの方、に該当するかどうか?みたいな感じです)
↓
本試験参加(スクリーニングOKの場合)
(試験は1日のものもあれば数ヶ月のものもあります)
↓
試験の終了
(また別の試験へ参加することができますよ!)
業界を知るまでは
怪しいな
と思っていたものですが、実際内情を知るときちんと厚生労働省管轄下(一部文部科学省、消費者庁も関係はありますが、こちらは制度に関する部分)での活動なので、安心です。
というわけで参加したい場合は、まず臨床試験モニター募集サイトに登録する必要があります。
オススメの募集サイト
治験をメインとした募集サイトが多いです。
気軽に参加したいなら、
臨床試験をメインとした募集サイトに登録
したほうが、臨床試験の案件が多く集まっていますし、登録も簡単なのでオススメです!
臨床試験モニターで「もっとやりたい!」と思ったら治験サイトに登録すれば良いと思うので、まずは気軽なところから初めてはいかがでしょう。
チヨダモニター倶楽部
トクホや機能性表示食品、サプリメントや化粧品なんかの臨床試験ではトップクラスの実績を誇るCPCC株式会社が運営しています。
ちょっとやってみたいな、と思った方は是非どうぞ!
インクロム ボランティアセンター
まだ、参加するか心が決まらない・・・という方は、まずはモニター情報がもらえるコチラはどうでしょう。
疫学モニターなら、さらに敷居は低く(注射とかないです)なりますので、ちょっとアンケートに答えてお得に試せる!ぐらいの心持ちで大丈夫ですよ!
まとめ
冒頭にも書きましたが、実は業界経験アリの筆者。
内部では、医療関係者が必死になって試験を進めています。
ボランティアの被験者さんには、参加してくれて、ホントありがとうございます、の気持ちでやっています。
ちょっとだけボランティア&アルバイトの気持ちで参加してみるのはいかがでしょう。